笑いジワとほうれい線はまったくの別物です。
混同されることが多いですが、笑いジワは、笑ったときにしか目立ちません。そしてほうれい線は、笑っていないときも目立ちます。
どちらも口元にできる溝ですが、その原因やでき方が違います。
しかし、笑いジワも場合によっては、ほうれい線となって定着してしまう可能性があるんです。
笑いジワとほうれい線の違いを理解することで、自分の顔のしわを正しく認識し、適切な対策をすることができるようになります。
笑いジワとほうれい線は原因に違いがある
笑いジワとほうれい線は同じ場所にできますが、現れる原因が違います。自分の顔のしわが笑いジワなのかほうれい線なのか
笑いジワ
笑いジワは、笑ったり話したりしたときに、目元や口元の表情筋が動くことで、皮膚が引っ張られてできる溝です。
そのため、笑顔が素敵な人ほど、笑いジワが目立ちやすい傾向があります。また、骨格や筋肉の形状によって笑いジワができやすい人もいます。例えば、目元の骨格が立体的な人は、笑いジワができやすい傾向があります。
基本的には無表情になれば笑いジワは消えます。ただし乾燥や筋肉のたるみなどの原因が重なると、皮膚がしぼみ、笑いジワが定着してきて、笑っていなくても見えるシワへと変化していきます。
ほうれい線
一方、ほうれい線は、医学用語で「鼻唇溝(びしんこう)」と名付けられた頬の境界線です。ですから、ほうれい線は厳密にはシワではなく、年齢問わず誰にでもあります。
しかし、加齢とともに骨格や筋肉の衰え、肌のハリや弾力の低下などが原因で目立ちやすくなります。
30代以降になるとコラーゲンやエラスチンが減少してくるため、肌の土台がくずれて、皮膚がしぼみ折れ曲がっていくからです。
また、表情筋が衰えることで皮下脂肪の重みに皮膚が耐えられなくなり、頬にたるみが出来ることで目立ちます。
一度深い溝のほうれい線が出来てしまうと、それをなくすのは大変ですから、溝が浅いうちから対策しなければなりません。
笑いジワがほうれい線にならないようにするための対策
笑いジワとほうれい線は原因が違ってできるものですが、乾燥すると、笑いジワも定着ジワとなってほうれい線へと変化します。そうなってしまう前に、対策を取ってどうにか予防したいですね。
乾燥が原因の場合は溝が浅い特徴があるので、早く手を打てば改善するのも早いです。
笑いジワをほうれい線にしないためには、以下のことに気をつけましょう。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることで、表情筋の動きが緩和され、ほうれい線の原因となる皮下脂肪のたるみが緩和されます。表情筋を鍛えるには、マッサージやエクササイズが効果的です。
スキンケアで保湿をしっかり行う
肌の乾燥を防ぐことで、シワができにくくなります。
肌のハリや弾力を保つためには、保湿や美容液の使用、紫外線対策などが効果的です。
ビタミンc誘導体やコラーゲンペプチドの摂取でコラーゲンを増やすことも乾燥対策になります。
紫外線対策を行う
紫外線は、肌のハリや弾力を低下させる原因となります。日焼け止めを塗るなどして、紫外線対策をしましょう。
笑いジワは、笑顔の証でもありますが、ほうれい線になってしまっては大変なので、日ごろから意識して過ごしましょう。
笑いジワとほうれい線の違いを知って対策しよう!
笑いジワとほうれい線は同じ口元に出来る溝ですが、異なるものです。
笑いジワは笑った時にだけ見えますが、乾燥やたるみなどが重なるとシワが定着してしまう可能性もあるので、普段から紫外線や乾燥対策をして予防しましょう。